セルシオ貯金日記

セルシオを超えるのは、セルシオだけ

20210210

 セルシオの当時のカタログ、買っちゃった。車ってふつう説明書とか車検証とか、が常に携行させられるのだけど、それと一緒にしておきたいなって思って。逆に本棚保管するんじゃあ、もったいないよね。

 これ、まだ手元にないセルシオなのに、何そんな期待しちゃってんの?とか言うじゃん。でもね気づいたの、これって、結婚、じゃん、って。

 まだ分からない?すなわち、妊娠検査で陽性を明らかにしたひとって、その一部は、出産よりも前の時期にすでにベイビー・グッズ買っちゃうひといるじゃん。ジャングルジムとか、チャイルドシートとか。それで専業主婦の決まって言うことには、楽しみすぎて買っちゃった!なんてね。

 今、自分の置かれている状況は、上の専業主婦とほとんど同じであることに気がついた。これ、もう、妊娠じゃんね。結婚の有無=人生経験、精神の成熟性の有無、という謎の図式が世間にはびこってはいるけれども、そう、セルシオを買うことはすなわち結婚であるし、セルシオが手元に来ることは妊娠なんだよね。

 専業主婦のアタマにもはや流産なんて可能性がないのと同様に、と言いたいが、カタログ以外には特にまだ何も買っていないので、ドラレコなり防犯装置なり室内灯なり、それから甘すぎて失神してしまいそうになる香水なり、なんて買えるのはもうちょっと先だね。

 なんで専業主婦は出産前にグッズを揃えるのに、お前はセルシオが納車される前にそれらを買わないのか、って?専業主婦と俺を区別する最大の特徴は、結婚も妊娠も人のカネでやっているか否かってことなんだよ。

 なんか、ここまでの話矛盾してんね。analogy でいくと俺=専業主婦、セルシオ=新生児なのに、俺がセルシオと結婚したのかセルシオを授かったのか、行ったり来たりしている。もはや、処女懐胎ということにしてしまえばよいのではないか。

 ああ、俺が経験した妊娠ってのは、専業主婦のそれよりも遥かに尊いものであったのだなあ。